「権現造(ごんげんづくり)」ですね。一言で言えば、「日本の神社の建築様式の中で、最も豪華で複雑なスタイル」です。
日光東照宮に代表されるように、徳川幕府の威信をかけた煌びやかな装飾が特徴ですが、構造的にも非常にユニークな点があります。
詳しく紐解いていきましょう。
権現造の最大の特徴は、「本殿(神様がいる場所)」と「拝殿(人がお参りする場所)」を、「石の間(いしのま)」という低い建物でつないでいる点です。
上から見ると、漢字の「工」のような形をしています。
この様式は、徳川家康を神格化した「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」を祀るために発展したことから、その名がつきました。
家康を祀る日光東照宮がその完成形であり、最高峰とされています。それ以前にも似た構造(北野天満宮の八棟造など)はありましたが、江戸時代にこのスタイルが「権現造」として定着しました。
権現造は、見た目のインパクトが非常に強いのが特徴です。
| 神社名 | 所在地 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日光東照宮 | 栃木県 | 権現造の最高傑作。世界遺産。 |
| 久能山東照宮 | 静岡県 | 家康が最初に埋葬された地。装飾が美しい。 |
| 北野天満宮 | 京都府 | 権現造の原型とされる「八棟造」の代表例。 |
| 根津神社 | 東京都 | 江戸時代の権現造がほぼ完璧に残る名社。 |
もともと別々だった本殿と拝殿を屋根でつなぐことで、「雨に濡れずに儀式を行える」という実用的なメリットがありました。また、空間を一体化することで、神様と人間との距離を縮め、より親密で荘厳な空間を作り出す演出効果もあったと考えられています。
🙂 大崎さんの愛称で親しまれています。参道の... 大崎さんの愛称で親しまれています。参道の雰囲気がとても良いです。社殿・拝殿は国宝で伊達政宗の寄進に寄進されたもの。神馬舎・長床・石鳥居などが文化財に指定されています。
🙂 一ノ鳥居の手前の10段目の二色になってい... 一ノ鳥居の手前の10段目の二色になっている石段は、照降石(てりふりいし)と言い、色が濃くなると雨になると言われている。
権現造の傑作
🙂 徳川家康公のご遺体が久能山にあるのか日光... 徳川家康公のご遺体が久能山にあるのか日光にあるのかは謎のまま。
権現造の発祥
🙂 近くには桜で有名な平野神社があります。 近くには桜で有名な平野神社があります。