小堀遠州(こぼり えんしゅう)は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した、「日本史上最高のマルチクリエイター」の一人です。武士でありながら、茶人、建築家、作庭家(庭園デザイナー)、書家、歌人として超一流の才能を発揮しました。彼が確立した美意識は「きれいさび」と呼ばれ、現代の日本のデザイン感覚にも大きな影響を与えています。
| 年代 | 出来事 |
|---|---|
| 1579年 | 近江国(滋賀県)に生まれる。父は浅井長政の家臣 |
| 1604年 | 父の跡を継ぎ、備中松山藩主となる |
| 1608年 | 駿府城の作事奉行として家康に認められる |
| 1623年 | 徳川家光の茶道指南役に抜擢される |
| 1647年 | 69歳で伏見奉行の在任中に死去 |
千利休が確立した「わび・さび(質素で静かな美)」に、平安時代の王朝文化のような「華やかさ、明るさ、品格」を加えたのが遠州のスタイルです。
徳川幕府の「作事奉行(建築・土木の責任者)」として、数々の歴史的建造物や庭園を手がけました。
古田織部(ふるた おりべ)に師事し、後に徳川将軍家の茶道指南役となりました。
遠州はただの芸術家ではなく、備中松山藩の藩主(大名)でもありました。
遠州は庭を見る際、「どこから見るのが一番美しいか」を数学的に計算していました。 例えば、部屋から庭を見たときに、柱や鴨居(かもい)が「額縁」のように機能して、庭が一枚の絵画に見えるように設計されています。これを「借景(しゃっけい)」や「額縁庭園」と呼びますが、遠州はこの視覚効果の達人でした。
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🙂 観光施設ではないため通常非公開 観光施設ではないため通常非公開