牧野富太郎は、日本の植物分類学の父と呼ばれる明治・大正期の植物学者。1862年に高知県に生まれ、幼少期から植物に興味を持ち、独学で学び、1889年に日本で初めて新種のヤマトグサに学名をつけました。その後、多くの新種を発見。代表作は『牧野日本植物図鑑』で、日本の植物を詳細に図解したものです。生涯を植物の研究と普及に尽力した。
名言
- 「雑草という草はない」
- 「私が日蓮ほどの偉物であったなら、草木を本尊とする宗教を樹立してみせる」
年表
- 1862年
- 江戸に生まれる。
- 1884年
- 東京大学理科大学植物学科を卒業する。
- 1887年
- ドイツに留学し、ベルリン大学やミュンヘン大学で植物分類学を学ぶ。
- 1890年
- 帰国し、東京大学理科大学助教授に就任する。
- 1896年
- 東京大学理科大学教授に昇進する。
- 1904年
- 日本植物分類学会を創設し、初代会長に就任する。
- 1911年
- 日本植物名彙(牧野和名編)を出版する。
- 1915年
- 日本植物図鑑(牧野図鑑)の第一巻を出版する。
- 1926年
- 日本学士院会員に選ばれる。
- 1928年
- 東京大学を退官し、名誉教授となる。
- 1930年
- 日本植物図鑑の第六巻(最終巻)を出版する。
- 1934年
- 東京で死去する。
朝ドラ
NHK連続テレビ小説「らんまん」は牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。神木隆之介、浜辺美波、志尊淳、佐久間由衣、松坂慶子 などが出演