「神明造(しんめいづくり)は、豪華絢爛な権現造とは対照的に、「究極にシンプルで、清々しい潔さ」を感じさせるスタイルです。伊勢神宮に代表されるこの様式は、日本で最も古く、最も格式高い建築様式のひとつとされています。
神明造のルーツは、弥生時代の「高床式倉庫」にあると言われています。穀物を守るための機能的な形が、神様を祀る聖なる空間へと昇華されました。
主な構造的特徴は以下の通りです。
神明造をひと目で見分けるポイントは、屋根の上にあります。
神明造の中でも、三重県の伊勢神宮(内宮・外宮)の本殿だけは「唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)」と呼ばれ、他が真似することを許されない特別な形式です。
一般の神社が神明造を採用する場合、伊勢神宮に遠慮して、柱の数や装飾を少し簡略化したり、ディテールを変えたりするのが暗黙のルールとなっています。
日本最古級の様式である「大社造(出雲大社)」と比較すると、その違いが際立ちます。
| 特徴 | 神明造(伊勢神宮など) | 大社造(出雲大社など) |
|---|---|---|
| ルーツ | 高床式倉庫 | 穀倉または住居 |
| 入り口 | 平入り(長い面の中央) | 妻入り(短い面の端) |
| 屋根の形 | 直線的 | 曲線的(反りがある) |
| 柱の配置 | 左右対称で整然としている | 中心に「心御柱」があり少し複雑 |
神明造の多くは、ヒノキの素木(しらき)を使い、塗装を一切しません。これは「清浄さ」を尊ぶ神道の精神を表しています。年月とともに色が深まり、やがて朽ちていくことを受け入れる。そして20年に一度の「式年遷宮」によって、再び新しい姿で生まれ変わるというサイクルが、この建築の魂です。
🙂 ちょっと変わってるのは、手水舎のかわりに... ちょっと変わってるのは、手水舎のかわりに、川で清める事です。
🙂 内宮のちょっと上に天岩戸があり、ご神体の... 内宮のちょっと上に天岩戸があり、ご神体の岩山をくぐる抜けするパワースポットとして知られる。