反射炉(はんしゃろ)とは、燃料を燃やして発生した熱や炎を、ドーム型の天井に反射させることで、原料の金属を高温で溶かす仕組みの炉のことです。江戸時代末期(幕末)に、日本が西洋の軍事技術を取り入れ、鉄製の大砲を作るために全国各地に建設されました。
反射炉の最大の特徴は、燃料(石炭など)と原料(鉄など)が直接触れ合わない構造にあります。
当時の日本には「たたら製鉄」という伝統技術がありましたが、これで作る鉄は大砲にするには不純物が多く、もろいという欠点がありました。
現在、当時の姿を留めている反射炉は非常に少なく、歴史的に極めて貴重な遺産となっています。
| 名称 | 場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 韮山反射炉 | 静岡県伊豆の国市 | 世界遺産。実際に稼働した状態で現存する、日本で唯一の反射炉です。 |
| 萩反射炉 | 山口県萩市 | 世界遺産。佐賀藩の技術を参考に試験的に造られたもので、煙突部分が残っています。 |
| 旧集成館反射炉跡 | 鹿児島県鹿児島市 | 世界遺産。薩摩藩が建設したものの基礎部分が残っています。 |
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