ジョン・ジャーディ(Jon Jerde, 1940–2015)は、世界中の巨大商業施設や再開発プロジェクトを手がけたアメリカの建築家であり、都市計画家です。
彼は単に「建物を建てる」ことではなく、そこを訪れる人々がどのような体験をするかという「エクスペリエンス・アーキテクチャ(体験の建築)」を提唱しました。日本でも「キャナルシティ博多」や「六本木ヒルズ」など、誰もが一度は訪れたことのある象徴的な場所を数多く設計しています。
ジャーディの最大の特徴は、機能性よりも「人々の感情や賑わい」を重視した点にあります。
ジャーディは日本の都市開発に多大な影響を与えました。特に、それまで閉鎖的だった日本のショッピングモールに「オープンエア(屋外型)」や「自然との融合」という概念を持ち込みました。
| プロジェクト名 | 所在地 | 特徴 |
|---|---|---|
| キャナルシティ博多 | 福岡県 | 運河(キャナル)を中心に据え、曲線美と強烈な色彩が特徴。日本の大型商業施設の流れを変えた記念碑的作品。 |
| 六本木ヒルズ | 東京都 | 低層部の商業エリアや、メトロハット、ハリウッドプラザなどの共用空間を担当。複雑な動線で「都市の回遊」を表現。 |
| なんばパークス | 大阪府 | 「緑との共生」をテーマに、建物全体を巨大な丘のように設計。屋上庭園から地上まで続くダイナミックな峡谷状の空間が有名。 |
| 汐留シオサイト | 東京都 | 電通本社ビルの足元など、公共空間のデザインに関与。 |
ジャーディの名を世界に知らしめたのは、1984年のロサンゼルス・オリンピックの会場デザイン(ルック・オブ・ザ・ゲーム)です。
彼は幼少期、貧しい家庭に育ち、何度も引っ越しを繰り返す孤独な時期を過ごしました。その際、廃材で秘密基地のような空間を作って遊んだ経験が、「誰もが受け入れられる、温かみのある公共空間」への渇望に繋がったと語っています。
エリートのための建築ではなく、「普通の人が幸せを感じられる場所」を作り続けたのがジョン・ジャーディという建築家でした。
🙂 こてこての道頓堀にいったあとに、なんばパ... こてこての道頓堀にいったあとに、なんばパークスの大人と自然の雰囲気がお口直し!?