京都市内 京都五山

五山制度

五山制度とは、主に禅宗の臨済宗における寺格(寺院の格付け)。鎌倉幕府五代執権・北条時頼の頃(在職 1246年~1256年)、中国の五山制を参考に導入されました。京都五山、鎌倉五山が知られていますが、五山の下には十刹、諸山、林下の寺格があります。

権威

鎌倉時代末期には幕府により大規模な官寺が建立されていき、幕府の権威に宗教的な力が付け加えられていった。寺院や順位は時代により変わりながらも、室町時代初期には鎌倉と京都にそれぞれ五山が設けられた。現在の京都五山・鎌倉五山の順位は1386年に室町幕府三代将軍・足利義満の時に決められたものです。

日本の禅宗の始まり

南宋で繁栄していた禅宗を学ぶため、日本の僧・栄西(臨済宗の開祖)が留学し1191年に帰国。その後日本でも隆盛を極めた。博多駅近くの聖福寺(博多)は栄西が1195年に創建した日本最初の禅寺。建仁寺(京都)1202年創建された日本で二番目の禅寺。として知られる。