宮島(みやじま)は、広島湾に浮かぶ周囲約16kmの島で、正式名称は「厳島(いつくしま)」といいます。その美しく神秘的な景観から、日本三景の一つに数えられ、世界遺産にも登録されている、日本を代表する観光地です。
宮島の魅力的な特徴
- 海上に立つ大鳥居と厳島神社: 宮島といえば、まず思い浮かぶのが、海中に立つ朱塗りの大鳥居と、その奥に鎮座する厳島神社です。満潮時には海に浮かんでいるかのように見え、干潮時には鳥居の足元まで歩いていくことができます。この幻想的な光景は、訪れる人々を魅了し続けています。
- 豊かな自然と景観: 宮島は、弥山(みせん)をはじめとする山々に囲まれ、豊かな自然が残されています。山頂からは瀬戸内海の絶景を360度見渡すことができ、晴れた日には遠く四国まで見通せます。
- 野生の鹿: 宮島には野生の鹿が数多く生息しており、人懐っこい姿を見せてくれます。餌やりは禁止されていますが、間近で鹿と触れ合うことができます。
- 歴史的な建造物: 厳島神社以外にも、大聖院、千畳閣、五重塔など、歴史的価値の高い建造物が点在しています。
- 美味しいグルメ: 広島名物のお好み焼きや、新鮮な海の幸を堪能できるお店がたくさんあります。特に、名物の「もみじ饅頭」はお土産としても人気です。
宮島の歴史
宮島、すなわち厳島の歴史は古く、その起源は古事記や日本書紀にも記されています。
- 古代の信仰: 古代から、この島は神聖な場所として崇められ、山岳信仰の対象となっていました。島の最高峰である弥山は、古くから神が宿る山として信仰を集め、山頂には弥山頂上展望台から絶景を眺めることができる。
- 厳島神社の創建: 厳島神社の創建は、今から約1400年前、推古天皇元年(593年)とされています。しかし、現在の社殿の形になったのは、平安時代後期の平清盛によるものです。平清盛は厳島を崇敬し、現在の寝殿造りの様式を持つ社殿を造営しました。
- 源平合戦の舞台: 厳島は、源平合戦における重要な舞台となりました。元暦元年(1184年)には、源頼朝と平清盛の弟である平知盛が激しい戦いを繰り広げました。
- 海上交通の要衝: 瀬戸内海に位置する宮島は、古くから海上交通の要衝としても栄えました。
- 近代以降: 明治時代以降も、宮島は多くの文人墨客に愛され、その美しさは数々の芸術作品の題材となりました。近年では、世界遺産登録を機に、国内外から多くの観光客が訪れるようになりました。