大峯山の山上ヶ岳(1719m)の山頂に建ち、修験道の聖地中の聖地とされる「大峯山寺(おおみねさんじ)」。平安時代初期から現在まで女人禁制である。創建は定かではないが、7世紀末に修験道の祖・役小角が蔵王堂を建てたのに始まり、後に行基が大改築を行ったと伝わる。また参詣の困難な山頂のこの地に代わって山下に蔵王堂(
金峯山寺)を建てたとも伝わる。
山の正倉院
1984年の本堂の解体修理の際に発掘調査が実施され、山岳宗教史上の大発見として2体の黄金仏をはじめ多くの遺物が出土したことから「山の正倉院」とも呼ばれる。
世界遺産
2004年に世界遺産登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部を構成。
うんちく | - 毎年5月3日に戸開式(とあけしき)、9月26日に戸閉式(とじめしき)が行われる。
- 大峯大橋の先にある女人結界門から先は女人禁制。
- 隣の稲村ヶ岳は、1959年より女性信者の為の修行の場として開放されている。
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