ろくはらみつじ

六波羅蜜寺

踊り念仏で知られる空也(903年~972年)が建てた西光寺に由来する寺院。空也は疫病の蔓延する京都で、本尊の観音像を車に乗せて歩き、仏前に献じた茶を病人に授け、念仏を唱え多くの人を救ったという。後に比叡山の僧・中信が中興して六波羅蜜寺と改称された。この付近には平安末末期には平清盛ら平家一門の屋敷・六波羅殿が、鎌倉時代には鎌倉幕府の六波羅探題が置かれていた。江戸時代までは大伽藍を連ねたが、明治になり寺域は大幅に縮小され、本堂(南北朝時代)・弁財天堂・宝物収蔵庫などが残る。
  • 市バスで行く「六波羅蜜寺」

    市バスで行く「六波羅蜜寺」

  • 不思議な伝説数多い六波羅蜜寺と六道珍皇寺

    不思議な伝説数多い六波羅蜜寺と六道珍皇寺

  • レビュー写真

    説明

山号補陀洛山
宗派真言宗智山派
本尊十一面観音
創建年951年
開基空也
国宝木造十一面観音立像
重要文化財本堂、木造空也上人立像、他
料金
宝物館 大人 600円、中高大生 500円、小学生 400円
住所
京都府京都市東山区松原通大和大路東入2丁目轆轤町

周辺スポット・最寄り駅

アドバイス・レビュー

  • 空也上人の有名な像があります。
  • 縁結び観世音菩薩像の他、鎌倉時代の仏像も多数収蔵。
  • 波羅蜜(はらみつ)とはサンスクリット語のパーラミター(完全・最高の意)。六波羅蜜は悟りへ至るための六つの修行とのことです。分け与える、戒律を守る、耐え忍ぶ、努力する、集中する、智と慧。