紅葉の名所として知られる永源寺(えいげんじ)。1361年に近江国の領守・佐々木氏頼(-うじより)が伽藍を建て、寂室元光(じゃくしつげんこう)を初代住職に迎えて開山した寺院。最盛期には2000人の修行僧を擁す大寺院となったが度重なる兵火にあい一時衰退。江戸時代に伽藍が再興された。本尊で秘仏の聖観音像は「世継ぎ観音」とも呼ばれ、祈願すると子供や跡継ぎに恵まれると云われている。
うんちく | - 寂室元光が大陸からコンニャクイモを持ち帰ったのが起源とされる「永源寺こんにゃく」や、「宇治は茶所、茶は政所」の茶摘み歌でも知られる「政所茶」が有名。
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山号 | 瑞石山
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宗派 | 臨済宗永源寺派
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寺格 | 大本山
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本尊 | 世継観世音菩薩
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創建年 | 1361年
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開基 | 佐々木氏頼
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開山 | 寂室元光
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重要文化財 | 絹本着色地蔵十王像、他
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県文化財 | 山門 |
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