コスモス寺の名で知られる般若寺(はんにゃじ)。4月には山吹、6~7月には紫陽花、6月~11月にはコスモスが咲き誇ります。境内にある十三重石塔は1253年頃に南宋から来日した石工・伊行末(いぎょうまつ)により建立された高さ14mの日本を代表する石塔。
あらまし
創建は不明だが、奈良時代からこの地に寺院があったことはといわれている。寺伝では629年に高句麗の僧・慧潅法師が創建したといわれ、735年に聖武天皇が平城京の鬼門鎮護のために「大般若経」六百巻を地中に納め、伽藍を建立したと伝わる。この事から般若寺と名付けられたと言われる。また654年に蘇我日向臣が孝徳天皇の病気平癒のため創建したともいわれる。