スペインのバルセロナのシンボルともなっている教会堂「サグラダ・ファミリア」。当初はフランシスコ・ビリャールが無償で設計を引き受け1882年に着工。しかし意見の対立などから辞任し、当時無名だったガウディが設計を担当することとなる。
- 完成まで
- サグラダ・ファミリアの完成までは300年はかかるとも言われていたが、現在はガウディ没後100周年となる2026年に完成予定と公式発表されている。ガウディが作った設計図などはなく、ガウディ死後に残されていた資料もスペイン内戦で多くが焼失したため、残されたデッサンや職人による伝承などから推測し建設が行われている。完成時には3つのファサード(正面玄関)と18の塔が出来上がる。
うんちく | - ガウディの遺体はグラダ・ファミリアに埋葬されている。
- 1914年以降のガウディは宗教関連以外の仕事を断り、サグラダ・ファミリアの建設に精力を注いだ。
- 1984年「バルセロナのグエル公園、グエル邸、カサ・ミラ」として世界遺産に登録。2005年にはサグラダ・ファミリア、カサ・バトリョなども含め「アントニ・ガウディの作品群」として再登録された。
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フロア | - 南ファサード(栄光のファサード)
- キリストの栄光を表す。最も壮麗になると言われている正面玄関。
- 東ファサード(生誕のファサード)
- キリストの誕生から初めて説教を行う逸話などが彫刻されている。
- 西ファサード(受難のファサード)
- イエスの最後の晩餐や、キリストの磔刑などの場面が彫刻されている。
- 18本の塔
- 12本の12使徒、4本の福音記者(聖書を書いたメンバー)、1本が聖母マリア、1本がイエス・キリストの計18本の塔が建設される。
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