奇岩がそびえ立ち「のこぎり山」の意味を持つモンセラット。あの
サグラダ・ファミリアのモデルとも言われている。バルセロナからも日帰り観光ができる人気の観光地として知られ、また古来よりキリスト教徒の聖なる地とされてきた。
主な見所
- モンセラット大聖堂
- 山の中腹に建つベネディクト会の修道院。9世紀に創建された。有名な黒いマリア像が置かれている。
- 黒いマリア像「ラ・モレネータ」
- カタルーニャ地方の守護神として信仰されてきた木製のマリア像。山の洞窟で羊飼いたちが洞窟で発見したとの言い伝えがある。マリア像の黒い色は、ナポレオン戦争での戦火で焼け焦げたという説や、ロウソクのすすによるものだとか諸説がある。またマリア像の持つ玉を触りながら、お願い毎をすると叶うと言われる。
- モンセラット美術館
- カタルーニャを代表する画家であるピカソ、ダリ、ミロなどの作品を展示する美術館。古代エジプト時代の展示物なども見られる。
ベネディクト会とは?
現代も活動するカトリック教会最古の修道会。ベネディクトゥスが529年にモンテ・カッシーノに創建。その戒律は「服従」「清貧」「純潔」であった。黒い修道服を着たことから「黒い修道士」とも呼ばれた。