崖観音で知られる館山(たてやま)の大福寺(だいふくじ)。境内には崖造りの観音堂と、十一面観世音菩薩が刻まれた磨崖仏(まがいぶつ)は崖観音と呼ばれる。
あらまし
大福寺は717年に行基によって開かれたと伝えられ、天台宗の僧・円仁が中興したと伝わる寺院。
観音堂
船形山の中腹に浮かぶ朱塗り、崖造りの観音堂。大正12年の震災で倒壊し再建された。観音堂からは館山湾を一望する絶景が望める。
崖の観音
行基が、地元漁民の海上安全と豊漁を祈願して彫刻したと言われる十一面観世音菩薩の磨崖仏(まがいぶつ)。像高は131cm。磨耗が激しく表情まではわからない。