四国八十八箇所の番外札所・永徳寺。本坊と約1.5km離れた境外仏堂(通称・十夜ヶ橋)の二ヶ所あり、十夜ヶ橋(とよがはし)は空海が野宿をした場所として知られる。
十夜ヶ橋
永徳寺の境外仏堂の近くにある十夜ヶ橋(とよがはし)。空海は
大寶寺へ向かう途中、橋の下で野宿することとなったが。寒さと旅人の突く杖の音で眠れず、一夜が十夜にも感じられたという。その和歌が「行き悩む 浮世の人を 渡さずば 一夜も十夜の 橋とおもほゆ」。この逸話から、お遍路において巡礼者は、橋を渡る時に杖を突かないという決まりが出来た。
豆知識 | 十夜ヶ橋は、日本で唯一野宿が認められている場所。 |
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山号 | 正法山
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宗派 | 真言宗御室派
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本尊 | 千手観音、弥勒菩薩
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創建年 | (伝)1381年~1384年頃
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開基 | 不詳
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別称 | 十夜ヶ橋
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ご詠歌 | 行き悩む 浮世の人を 渡さずば 一夜も十夜の 橋とおもほゆ
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札所 | 四国八十八箇所 番外札所 |
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