水原華城(スゥオンファソン)は、正祖(第22代朝鮮国王)が陰謀により非命に倒れた父(思悼世子)の墓を、楊州から水原の顕隆園に移し、その周囲を城壁・塔・楼閣・城門を築いて1794~1796年に建造した。この華城は老論を排除した正祖の理想都市として華城への遷都も検討されたが正祖が死亡したことで遷都は見送られた。
- 歴史用語
- 老論派 …李氏朝鮮の党派の一つ。
- 正祖 …李氏朝鮮第22代国王。
- 荘献世子(思悼世子) …正祖の父であり第21代王英祖の次男。老論派の陰謀により非命の死を遂げた。
- 遷都(せんと)…国の王宮と都を移転すること。
周遊ポイント | 城郭に石材とレンガが使用されており、どこか東洋と西洋が溶け込んだ雰囲気がある。城壁の長さは5kmを越える広大な敷地で全てまわると3時間以上はかかります。
- 長安
- 北の正門。韓国最大の城門。
- 華虹門
- 東将台
- 兵士の指揮台、訓練所。
- 蒼竜門
- 八達門
- 西将台
- 兵士の指揮台。
- 華城行宮(ファソンヘングン)
- 1789年創建された王の仮御所。正祖は老後をここで過ごした。TVドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」のロケ地としても有名。
- ミニ列車
- 城内にはミニ列車(龍の形の列車)があり、1500Wで乗車できる。八達山 - 華西門 - 長安公園 - 華虹門 - 東将台 を往復しています。
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