羅漢山の中腹の岸壁に埋め込まれるかのように建てられた寺院「羅漢寺(らかんじ)」。さまざまな表情を見せる五百羅漢が特に有名。また参道から険しい石段を歩いて登ると20分、リフトを使用すれば3分でアクセスできます。
あらまし
645年にインドの僧・法道仙人(ほうどうせんにん)が修行したことが始まりといわれる。後に室町将軍・足利義満(-よしみつ)も羅漢寺に帰依するなどしたが、戦国時代になると大友宗麟が邪宗として焼き払いほとんどが焼失。その後再建され、現在の本堂は昭和四十四年に再建されたもの。
五百羅漢
五百羅漢(ごひゃくらかん)とは、境内の無漏窟(むろくつ:煩悩がない境地の大きな岩屋)にある石造。1359年に逆流建順(ぎゃくりゅうけんじゅん)と 昭覚禅師(しょうかくぜんじ)が700余体の石像を建造。怒った顔、笑った顔、困った顔など様々な表情の石像があります。
千体地蔵
室町期に普覚禅師(ふかくぜんじ)が千百体以上の石仏を安置した。
うんちく | - 羅漢とは、釈迦の高弟のことで、如来仏(にょらいぶつ)、菩薩(ぼさつ)、明王(みょうおう)、天(てん)、羅漢(らかん)、高僧(こうそう)などの仏の一つ。
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