カリフォルニア州のサン・シメオンの丘の頂上に立つ豪邸「ハースト・キャッスル」。部屋数は100以上あり豪華な屋内・屋外プールなど贅の限りを尽くしたこの豪邸は、ウィリアム・ランドルフ・ハースト死後にカルフォルニア州に寄付され一般公開されています。
ウィリアム・ランドルフ・ハースト
オーソン・ウェルズ監督の映画「
市民ケーン(1941年)」のモデルとなった事でも知られる
ウィリアム・ランドルフ・ハースト(1863年~1951年)。最盛期には20を超える新聞社をもつなどメディア王として君臨。後に下院議員やニューヨーク市長なども務めた。
現在ハースト・キャッスルと呼ばれるこの豪邸は1919年に着工されたもの。その頃50代のハーストは当時10代のショーガールであった女優
マリオン・デイヴィスと出会い、愛人としてハースト・キャッスルに住まわせ、チャップリンなどのハリウッドスターや、財界・政界の実力者を招いて豪華なパーティーが行われていた。