年間25万人もの観光客が訪れるクロ・リュセは、レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年の3年間暮らした住居、そしてダ・ヴィンチを紹介する6ヘクタールものテーマパークがあります。
クロ・リュセの歴史は?
クロ・リュセは1471年に国王ルイ11世がお抱え料理人のために建てた建物で、1490年にシャルル8世(1470-1498年)が城主となりフランス王家の城として、その後500mほど離れたアンボワーズ城が正式の城となりクロ・リュセは別宅となりました。その後フランス国王フランソワ1世(1494-1547年)と出会ったダ・ヴィンチは晩年の3年間クロ・リュセに住むことになります。
フランソワ1世にダ・ヴィンチの関係は?
フランソワ1世は親子ほどの年の差のあるダ・ヴィンチをフランスに呼び、自身の居城アンボワーズ城の近くにあるクロ・リュセに住まわせ、毎日のように訪ね深く親交を深めていたそうです。
また、1516年10月頃イタリアのローマを出発し、アルプスを越えてフランスに来たダ・ヴィンチの荷物の中には3枚の絵画『モナ・リザ』『聖アンナと聖母子』『洗礼者聖ヨハネ』があったといい、ダ・ヴィンチ死後フランソワ1世の所有物となり、後にルーブル美術館入りします。