黒部ダムは、雪解け水が豊富な黒部川上流に、水力発電を主目的とし建設された関西電力のダム。当時の関西では電力が不足し、社運をかけ建設にあたった。ダムの高さは186mで日本一。総貯水量は東京ドーム160杯分となる。完成当初は大阪の電力需要の半分に上る25万kWの電力をまかなった。
観光施設
立山黒部アルペンルートのハイライトとしても知られる。ダム周辺は散策路、展望台、レストハウス、遊覧船、など観光向けの施設やサービスがそろっています。
放水
黒部ダムの観光機関は4月中~11月末。TVなどでもよく見られる放水は6月下旬~10月中旬頃に見る事ができ、110mの高さから毎秒10トン以上の水を放流し続けます。放水の日程は
ホームページで公開されています。
あらまし
関西地方への電力供給のため、関西電力の社運をかけた大規模プロジェクトとして1956年に着工された。工事には作業員延べ人数は1,000万人を超え、殉職者は171人にも及び、1963年に竣工した。この様子はNHKのドキュメンタリー「
プロジェクトX 挑戦者たち 黒四ダム ~断崖絶壁の難工事~」でも放送された。