中国の特別行政区マカオ(澳門)は1999年までの約450年はポルトガル領として栄えた、中国とポルトガルの両国民が文化を融合・共有してきた世界でも稀な異文化・異国共存の地であり、中国の明王朝時はマカオは国際貿易港・世界への窓口の役割を認めてきた。建築物や雰囲気など東西文化の共存を見る事ができる。町全体は世界遺産ではあるが、現在もマカオ市民の生活エリアでもある。
うんちく | - 日本とマカオ
- アジア貿易の独占を狙うポルトガルは日本の銀に目をつけ、日本との貿易で大量の銀を手に入れることでも繁栄していった。またそれにともない日本にもパイプオルガン、活版印刷、イソップ物語などの西洋文化が入り込んでいった。
- 世界一のカジノ
- 今ではラスベガスをぬいて世界一のカジノとして賑わっている。
|
---|
登録古跡 | 22の建造物と8カ所の広場が「マカオ歴史市街地区」として2005年7月に世界文化遺産に登録。
媽閣廟、港務局、鄭家屋敷 - 思想家鄭観応の故居、聖ローレンス教会、聖ヨゼフ修道院及び聖堂、ドン・ペドロ5世劇場、ロバート・ホー・トン図書館、聖オーガスティン教会、民政総署、三街会館、仁慈堂、大堂(カテドラル)、盧家屋敷、聖ドミンゴ教会、聖ポール天主堂跡、ナーチャ廟、旧城壁、モンテの砦、聖アントニオ教会、カーザ庭園、プロテスタント墓地、ギア要塞、リラウ広場、聖オーガスティン広場、セナド広場、バラ広場、大堂広場、聖ドミンゴ広場、イエズス会紀念広場、カモンエス広場
- セナド広場
- マカオの中心の広場
- 民政総署
- ポルトガル建築の最高傑作ともいわれ、中国に返還されるまでは政府の中心部。
- 聖ヨセフ教会・
- 日本の歴史でも登場する宣教師ザビエル(日本に初めてキリスト教を布教)の右腕の骨は聖ヨセフ教会の祭壇に祀られている。
- ギア要塞・
- 港町の要塞として灯台や大砲などがある。
- 仁慈堂・
- アジア初の西洋式の病院。その当時から無料で医療を受けることができた。
---|