西国三十三所
西国三十三所巡礼(さいごく/さいこく)は 近畿地方を中心に点在する33の寺院と3つの寺院からなる観音霊場。 1300年の歴史がある日本最古の巡礼と考えられて、現世での罪業を消滅させ、極楽往生できるとされる。
日本遺産
日本遺産「1300年つづく日本の終活の旅〜⻄国三⼗三所観⾳巡礼〜」として認定されています。
はじまり
718年、長谷寺(奈良)の徳道上人は、病で仮死状態になった際、冥土で閻魔大王と出会い、苦しむ人々を救うために、三十三の観音霊場を開き、巡礼を勧めるよう告げられ、「地獄に堕ちないという起請文」「三十三の宝印」が与えられた。
33とは
観音経に説かれる、観音菩薩が変身する33の姿のこと、相手・状況により姿が使い分けられる。
順路
33の札所がありますが、1番札所から順番に巡礼する必要はありません。過去に順路は色々とありました。
再興
はじまりから約270年後、途絶えていた観音巡礼が、第65代・花山法皇により、西国三十三所観音巡礼が再興された。
観音堂にお参り
有名な寺院が多く名を連ねており、寺院内にはたくさんのお堂があります。この西国三十三所巡礼では、本堂ではなく観音堂お観音様にお参りします。
所要時間
西国三十三所でも「歩き遍路」「車遍路」「公共交通機関遍路」、それらの組み合わせなどがありますが。歩き遍路で約30日~、車遍路では10日程度。公共交通機関を利用した場合は、車遍路よりもう少し時間がかかるでしょう。 *費用は 1日1万円程度を目安。
県毎の寺院数
和歌山 3、大阪 4、奈良 5(1つ番外)、京都 12(1つ番外)、滋賀 6、兵庫 5(1つ番外)、岐阜 1
最終更新日 2024/01/09