太宰府の見所【エリア別】
大宰府は7世紀後半に設置された大和朝廷の地方行政機関。西国の統制、中国王朝・朝鮮半島との外交など九州の政治外交の中心を担っていた。菅原道真ゆかりの太宰府天満宮、古代の政治の中心地・大宰府政庁跡、縁結びの竈門神社などのスポットがあり、現在は太宰府市の約15%は史跡地に指定されています。
太宰府駅
太宰府へは福岡の天神から電車で30分超(400円)ぐらいです。
- 西鉄福岡駅(天神)
- 西鉄二日市駅(乗換)
- 太宰府駅
移動手段
駅構内でレンタサイクル(1日500円)の貸出も行われています。
大宰府政庁跡や竈門神社などへは「まほろば号」というバスでアクセスできます。駅前に観光案内所もあります。
太宰府天満宮~周辺
参道
太宰府駅から参道へはすぐ。たくさんのお店が立ち並ぶ賑やかな参道。
スターバックスのコンセプトストアも有名です。
梅ヶ枝餅(うめがえもち)
太宰府の名物となっている梅ヶ枝餅。参道だけでなく境内の茶屋で
焼き立てのお餅 を頂くこともできます。
太宰府天満宮
菅原道真を祀る社。学問の神様として崇拝されており、京都の北野天満宮とともに全国天満宮の総本社とされ、菅原道真の霊廟としても信仰されています。
麒麟像
中国の伝説上の動物・麒麟(きりん)の像。キリンビールのモデルとも言われています。
太鼓橋・心字池
御神牛
なで牛ともいわれ、体の悪いところを撫でると痛みが治り、頭をなでると頭の働きが良くなると言われています。
楼門
1914年に再建された楼門。
御本殿
菅原道真の墓所に醍醐天皇の勅令で社殿が建てられた。現在の社殿は1591年に竣工したもの。
宝物殿
菅原道真、黒田官兵衛、黒田長政らにゆかりの品など約5万点の文化財を収蔵・展示。
如水の井戸
黒田官兵衛は福岡城内の居館が完成するまでの間、荒廃していた太宰府天満宮の復興に尽力し境内に隠棲していました。
だざいふ遊園地
境内にある子供向けの遊園地。
九州国立博物館
太宰府天満宮裏にある歴史博物館。2005年に開館した国立の博物館。太宰府天満宮とはすごく長いエスカレーターで結ばれています。
天開稲荷神社
太宰府天満宮の境内にある稲荷神社。 12本の鈴の中から自分の干支の鈴を鳴らし、その後奥の大きな鈴を鳴らします。
光明禅寺 青苔で陸を、白砂で大海が表現されています。座ってゆっくり眺めれるので、ちょっと一休みするのにもオススメです。
宝満山 周辺
竈門神社~大宰府の縁結び
神武天皇の母・玉依姫命を祀る神社。古くから縁結びの神社として信仰されており、宝満山の山麓に下宮、山頂(標高829m)に上宮があります。紅葉の名所としても知られています。
「鬼滅の刃」の聖地としても知られています。
大宰府政庁跡 周辺
「遠の朝廷(とおのみかど)」とも呼ばれ、政庁には1,000人を超える役人が働いていたと云われています。
大宰府政庁跡
7世紀後半に、設置されていた大和朝廷の地方行政機関。九州の政治・外交の中心として栄え、その規模は平城京(奈良)、平安京(京都)に次ぐもの大きなものと云われています。現在は都市公園として整備されています。
「だざいふ」を漢字で書く場合は通常「太宰府」と「太」の字で書きますが、「大宰府政庁跡」は「大」という字を使います。これは、古代の資料では「大宰府」であったが、中世からは「太宰府」と表記する文書が多くあり、現在は古代の遺跡などは「大宰府」、中世以降の地名・天満宮は「太宰府」と表記されるようになりました。
大宰府展示館
大宰府政庁跡にあるちょっとした資料館。
バス停・大宰府政庁跡
太宰府駅行き以外にも博多駅、博多空港行きのバスもでています。
観世音寺
九州を代表する大宰府の古寺。天智天皇が母・斉明天皇の冥福を祈るために建立した寺院。かつては九州を代表する寺院として栄えた。
宝蔵@観世音寺
仏像彫刻の宝庫と言われています。
梵鐘@観世音寺
日本最古の梵鐘と言われています。
戒壇院
中央戒壇・東大寺(奈良)、東戒壇・下野薬師寺(栃木)とともに「天下三戒壇」のひとつとされ、出家者が僧侶となるための戒律を授けるための儀式が行われていた場所。
筑前国分寺 周辺
筑前国分寺
奈良時代に聖武天皇の詔により建立された国分寺の一つ。
国分寺跡
かつては七重塔などがあったと云われ、塔跡などが残っています。
国分瓦窯跡
大宰府政庁、筑前国分寺、観世音寺の瓦を作っていたと考えられている瓦窯跡。
国分寺の七重の塔の1/10復元模型
最終更新日 2023/08/25