嵯峨の釈迦堂として親しまれている清凉寺。895年頃に
東大寺の僧・奝然(ちょうねん)が建立を計画し、奝然が没した1016年に弟子達が完成させた。奝然が宋より請来した釈迦如来立像は、釈迦の37歳の姿と言われ、体内には内臓を形どった絹製の納入物が発見されているため、生身如来とも言われている。
うんちく | - 光源氏のモデルの一人とされる源融(みなもとのとおる)の別荘・棲霞観(せいかかん)があったところ。
- 毎年4月には国指定重要無形文化財「嵯峨大念仏狂言」が演じられる。これは、円覚が庶民に教義を説くために作った狂言と言われる。
- 4月19日に釈迦如来像を拭うお身拭式が行われる。
- 「涼」ではなく「凉」の字。
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