カイロ新市街の東にある旧市街(イスラム地区)は、今もモスクなどイスラム建築が数多く残り、7世紀以降エジプトにおけるイスラムの中心となっているエリア。972年に建てられた「エル・アズハル・モスク」や、988年に創立されたイスラム世界最古の大学「アズハル大学」があり、その隣にはカイロ屈指のスース(市場)
ハン・ハリーリがある。
モカッタムの丘からカイロを見下ろす城塞「シタデル」は、1176年にアイユーブ朝の創始者サラーフ・アッディーンが築いて以来、マムルーク朝(1250年~1517年)、オスマン帝国(1299年~1922年)と時代を超えて700年近く王宮として利用された。