「I got bruises on both legs.」という英文の文法について、日本語で解説します。
この文は、「私は両方の脚にアザができた」という意味になります。
文法的に分解して見ていきましょう。
I (主語)
- 「私」という意味の代名詞です。文の主役であり、何が起こったのか、誰に起こったのかを示します。
got (動詞)
- これは "get" という動詞の過去形です。
- "get" は非常に多義的な動詞ですが、ここでは「(状態が)〜になる」「〜を得る」「〜ができる」という意味で使われています。
- 「アザができる」という結果に至ったことを表しています。
- 「I had bruises on both legs.」(私は両方の脚にアザがありました)と言うこともできますが、"got" を使うことで、「アザができ始めた」「アザができたという出来事」に焦点が当たります。より「そうなった」という変化や獲得のニュアンスが強まります。
bruises (目的語)
- 「アザ」という意味の名詞です。複数形になっています。
- "bruise" は単数形、「アザ」が1つだけの場合は "a bruise" となります。
- ここでは、両方の脚に複数のアザができた、またはアザという状態が両方の脚にできた、という意味で複数形が使われています。
on both legs (前置詞句)
- これは、アザができた場所を示す前置詞句です。
- on: 「〜の上に」「〜に」という意味の前置詞です。ここでは、体の特定の部分(脚)にアザがある、という状態を表すためによく使われます。
- both: 「両方の」「両方の」という意味の形容詞(または限定詞)で、後ろに来る名詞(legs)が2つあることを示します。
- legs: 「脚」という意味の名詞の複数形です。
まとめると、この文は以下の構造になっています。
- 誰が (I) + どうした (got) + 何を (bruises) + どこに (on both legs)
ポイント:
- "get" の用法: 「get + 名詞」の形で、「〜ができる」「〜になる」という意味になるのは、英語ではよくある表現です。「I got a cold.」(風邪をひいた)、「I got a present.」(プレゼントをもらった)など、様々な状況で使われます。
- 前置詞 "on": 体の部位を表す名詞の前には、"on" がよく使われます。「on my hand」(私の手に)、「on my face」(私の顔に)など。
- "both" の使い方: "both" は必ず複数形の名詞(この場合は "legs")と一緒に使われます。
この文は、比較的シンプルですが、"get" の多義性や前置詞の使い方がポイントとなる、自然な英語表現です。